 昔話の桃太郎に出てくる「きびだんご」の原料であるキビ(学名Panicum miliaceum)はイネ科の植物で、日本では昔から食べられてきた雑穀(ミレット)の一つである。食用にされるのはキビの種子で、直径約2mmで丸い形状をしている。粟(あわ)やヒエと間違えられやすいが、少し大きめなのが特徴。
昔話の桃太郎に出てくる「きびだんご」の原料であるキビ(学名Panicum miliaceum)はイネ科の植物で、日本では昔から食べられてきた雑穀(ミレット)の一つである。食用にされるのはキビの種子で、直径約2mmで丸い形状をしている。粟(あわ)やヒエと間違えられやすいが、少し大きめなのが特徴。果皮を取り除いたキビの種子は白または薄黄色をしており、約73%の炭水化物、約10%のタンパク質、そして2%弱の脂質を含む。また、米同様に、うるちと餅の2つの性質を持つ。
民間療法では、キビに含まれるケイ酸は加齢現象を緩和して解毒に働くといわれ、また滋養強壮や精神安定などのためにも使われる。キビにはケイ酸のほか、リノール酸、レシチン、不飽和脂肪酸、ビタミン類、ミネラル類が含まれ、ほかの穀類同様、ミネラルの吸収を妨げるフィチン酸、植物ホルモンのミリアシンも含まれている。ミリアシンは抗炎症作用があり、細胞分裂を促進して創傷治癒効果を上げるほか、毛根を刺激し、発毛と健康な毛の維持に効果がある。1)
1) DH. Obrigkeit et al.: Xenobiotics in vitro: the influence of L-cystine, pantothenat, and miliacin on metabolic and proliferative capacity of keratinocytes. Cutan Ocul Toxicol. 2006;25(1):13-22.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16702051


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