アメリカを除く英語圏・ドイツ語圏などでラム(英Lamb、独Lamm)と呼ばれるのは性成熟前の羊(学名Ovis orientalis aries、ウシ科ヤギ亜科)のことで、ラム肉として流通しているのは生後12か月までの羊の肉である。その中でも生後6か月(離乳期)までの仔羊を特にミルクラムと呼び、生後13か月以上の永久門歯を2本以上持つメスまたは去勢オス羊をマトン(Mutton)と呼ぶ。アメリカでは年齢に関わらずすべての羊に対し「ラム:Lamb」という名称を用いるので1)、フードの原産国により「ラム」が仔羊であるか成羊であるか異なる。羊の心臓(生)には、仔羊・成羊ともにタンパク質が約17%含まれ、脂肪は仔羊約6%、成羊約10%で含まれる。成羊に含まれるナトリウム量は118mg/100gと、仔羊89mg/100gよりも多く、またこれらの量はそれぞれの赤身肉に含まれるナトリウム量(50-70mg/100g、部位によって異なる)よりも多い。
1)Code of Federal Regulations 7:XI:1280.111
http://www.gpo.gov/fdsys/pkg/CFR-2005-title7-vol10/pdf/CFR-2005-title7-vol10-sec1280-114.pdf


ニュージーランド
アメリカ
